掃除のプロが汚れの種類を見極める方法!汚れに正しく対処しよう
油汚れや皮脂汚れ、水アカ汚れなど、汚れにはさまざまな種類があります。
見た目や発生場所によって汚れを判断すると思いますが、プロの視点は少し違います。
そこで今回は、プロが実践している汚れの見極め方について紹介しましょう。
汚れの種類を見極める方法
一般的には、汚れの発生場所や見た目でなんとなく汚れの種類を判断していると思います。
プロの場合は、「触覚・聴覚・嗅覚」を使って判断しています。
それぞれについて解説しましょう。
触覚で判断できること
たとえば、触ることで汚れの種類だけでなく、汚れの強さや固さが分かります。
それが分かることで、洗剤の浸け置く時間や使用する量などを判断します。
浴室の鏡の鱗は、石鹸カス汚れなのか、それともけずらないと落ちない汚れなのかも触らなければ判断できません。
聴覚で判断できること
聴覚においては、汚れをこする音や風が通る音などで判断します。
たとえば洗剤とスポンジで汚れたものを洗っているときに、汚れがあると『ジャリジャリ』という音がする事があります。
そういった音がする箇所を重点的にこすると、汚れが取れた時に音が変わります。
汚れは一定についているわけではないので、音を頼りに汚れの強弱を見極めるのです。
また、換気扇やエアコンの場合、試運転時の風が通る音で汚れの強さを判断することもあります。
汚れが強いと本来風が通る箇所が狭まり音が不安定になったりするのです。
さらに、モーターの音で経年劣化具合も判断できます。
嗅覚で判断できること
たとえば、ソファやマットレスを洗浄する際にな、水分をかけると蒸発して匂いが上がってきます。
その匂いによって何汚れなのかを判断することも出来ます。
汚れ落としは素材にも配慮しよう
汚れと同様、素材にもさまざまな種類があり、状態によって作業時間も変わります。
汚れに対して正しい洗剤を使用しなければ、素材を傷めてしまう可能性もあります。
もちろん、素材によっては市販の洗剤でも問題なく汚れを落とすことが出来る物もありますが、なかには素材と洗剤の相性が悪いものもあるので気を付けましょう。
いかがでしたでしょうか。
汚れを見極める方法は視覚だけではありません。
プロは五感を駆使して汚れや素材の見極めを行なっています。
ぜひ、参考にしてみてください。