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台風シーズン到来!エアコン室外機の正しい対策とは?

夏から秋にかけて心配になるのが「台風」。大雨や強風のニュースを耳にすると、エアコンの室外機は大丈夫なの?と不安になる方も多いのではないでしょうか。 今回は、室外機にまつわる正しい知識と、注意すべきポイントをお伝えします。

室外機は基本的に「防水仕様」

まずご安心いただきたいのが、エアコンの室外機は雨風にさらされる前提で作られているため、基本的には防水設計になっています。通常の雨や風で壊れることはありません。 ただし、「水に浸かってしまう」とアウトです。特に心臓部分といえる電気系統は、室外機の左側・全体の4分の1ほどの位置に集中しています。ここまで水が上がってしまうと故障につながります。 マンションは高い位置に設置されることが多いため、浸水リスクはほとんどありません。 一方で注意が必要なのは、一戸建て。庭や駐車場まわりなど、水はけが悪く水たまりができやすい場所に室外機を置いていると、台風や大雨で浸水する可能性が高まります。

絶対NG!「室外機を動かす」行為

水に浸かりそうだからといって、室外機を自分で動かすのは絶対にNGです。 室外機は室内機と銅の管でつながっています。この管は無理に動かすと金属疲労を起こし、少しずつガスが漏れてしまう原因に…。その場では問題がなくても、時間が経つとエアコンが効かなくなるトラブルにつながります。 どうしても移動が必要な場合は、必ず設置業者に依頼してください。もちろん費用はかかりますが、故障リスクを避けるためには必要な投資です。

設置時の工夫がカギ

実は、室外機の浸水リスクを減らす一番の方法は「設置時の工夫」です。
  • ・水はけの悪い土地なら、ブロックや専用の台座でかさ上げして設置
  • ・排水口が詰まると水位が上がるので、排水経路をふさがないよう定期的にチェック
  • ・土地が柔らかいと室外機が沈むこともあるため、安定した基礎に設置
2階に移動する方法もありますが、配管が長くなり費用が高額になるため、現実的には「高さを出す」「排水を確保する」といった工夫がおすすめです。

室外機は台風時でも基本的には問題なし

台風や大雨でも室外機は基本的に問題ありませんが、浸水には要注意です。 「庭に水がたまりやすい」「設置場所の排水が悪い」など心当たりがある方は、早めに点検や設置業者への相談をしておくと安心ですよ。 無理に動かすのは禁物!正しい知識と対策で、台風シーズンも安心して過ごしましょう。